387:名無しNIPPER[saga]
2018/06/09(土) 00:21:43.91 ID:JHw0RtO20
それにしても、幸せそうな寝顔をしてくれるなぁ。
ここに来た時は毎夜の如く魘されていて、ひどい歯ぎしりをしていた彼女が
今はこうして穏やかな眠りを享受できている。
本当に喜ばしいことだ。
きっと彼女を怖がらせるような外敵がいないという、安心した環境下がそうさせてくれるのだろう。
そこに少しでも僕が介添え出来ているのなら、それだけで良い。
いつか僕の元を離れて、それから先の世界を生きる彼女。
今のように安寧で過ごしてくれるよう、少しずつ整えていかなければならない。
サンディと過ごし始めてから早九ヶ月。
当初の予定だった一年契約は、今のところ相手先からの変更は無し。
季節が巡る。時の流れは寄せては返す波のように。
出会いの季節に近づいて、別れの季節へ還っていく。
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