386:名無しNIPPER[saga]
2018/06/09(土) 00:19:14.38 ID:JHw0RtO20
早起きをしたので寝室の窓際で夏の朝を噛みしめていると、
ベッドの方から「うぅん……」と声が聞こえてきた。
そちらの方に振り返って音の出処を確認してみると、
同居人のサンディから発せられていた声だったようだ。
寝汗で冷えているかも知れない。
近づいて軽く頬を撫でてみるが、特に汗をかいたような形跡はなかった。
頬を撫でた際、寝ている彼女は軽く微笑んだ。
起こさない程度に冗談半分で顎の下を少し擦ってみると、
嬉しそうな、くすぐったそうな顔をしてむにゃむにゃ声を上げている。
日々の修行の成果か、徐々に猫の魂がインストールされているのかも知れないな。
598Res/293.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20