314:名無しNIPPER[saga]
2018/01/20(土) 00:15:31.60 ID:Qhwvu5580
「お、お兄さん!そろそろ修行に行ってきますね!」
「はい、いってらっしゃい」
玄関前で一度振り返って僕に向けて手をぱたぱた振り、サンディは外出した。
最近サンディは一人で外に出る事ができるようになった。
さらに外出先で趣味に興じるようになったのも非常に喜ばしい。
昔はどこに行くにしても僕が傍にいたが、以前に比べれば随分と快活に変わってくれたものだ。
もちろん彼女に気付かれないよう、当面の間は組織に頼んで護衛をつけてもらってはいるが。
外で遊ぶのも健康的で子どもらしいから大変喜ばしい事である。
ただ、遊ぶ、というのはひょっとするとサンディ的には語弊があるのかも知れない。
そう、あくまで彼女にとっては“修行”なのだ。
修行の内容は、猫の観察。ほんと愛らしすぎて悶死しそう。
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