274:名無しNIPPER[saga]
2017/12/14(木) 01:18:20.25 ID:DwkAWVf50
嫌な予感が確信に変わる前に喫茶店から出て、急いで事務所兼自宅へと戻ってきた。
「……た、ただいまー」
何故だか小声で帰宅を告げてしまう。
やましい事は無い筈なのに。たぶん、おそらく、きっと。
「……おかえりなさい」
玄関先で出迎えてくれたのは、両手を腰にあてた仁王立ちのシルエット。
もとい、顔を真っ赤にして涙目になりながら、ぷくっと頬を膨らませているサンディだった。
“ぷんぷん”という擬音が聞こえてきそうな動作からしてご立腹の様子だ。
傍からみれば只々可愛いだけなのだが、それこそご愛嬌というものか。
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