154:名無しNIPPER[saga]
2017/11/15(水) 23:30:34.47 ID:PX2kAcV30
朝食が片付き、今度は何も混入されていないブラックのコーヒーを食後の一杯で飲んでいる。
サンディはホットミルクだ。砂糖とハチミツを入れてまろやかに仕上げてみた。
ほぅっ、とした穏やかな顔でそれを飲む彼女は、実に年相応だ。
あの子の心に負った様々なものが、僕との暮らしで少しでも削がれてくれたのなら嬉しい。
美味しいかい、とつい聞きたくなってしまう。
はい、と首を二度ほど軽く縦に振ってサンディは綻んだ顔で答えてくれた。
二人で暮らし始めてから一か月ほど経ったが、
住み始めた当初と比べると笑顔の数が少しずつ増えてきているような気がする。
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