盗賊「勇者様!もう勘弁なりません!」
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211: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/01/09(火) 16:06:22.87 ID:stzXCINl0


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勇者「魔王、魔王はいるか?」


魔王「おお、勇者ではないか久しいな。我が新居を見てみろ、人の作った調度品を揃えてみた。なかなかに洒落ておるであろう」


勇者「む・・・俺は、そういうのはよくわからん」


魔王「残念な奴だな。で、何か用が会ってきたのではないのか?」


勇者「お前に相談したいことがある・・・」


魔王「話してみろ」


勇者「俺が、お前を倒す為に旅をしている間に国王が崩御した」


勇者「いまは、新しい王が国を治めているが・・・あまり良い王ではない」


魔王「ふむ・・・噂は聞いている。税が増え、国民が飢えているらしいではないか」


勇者「俺は、いまから国王に苦言を呈しに行く。だがあの王の事だ、聞き入れてはもらえないであろう」


勇者「俺は勇者だ、人々の安寧を守る責任がある。なのに俺は、その術を持たない・・・」


勇者「俺が持っているのは圧倒的武力ぐらい・・・頼む魔王、知恵を貸してくれ」


魔王「それだけ人の世を思うなら、貴様が王になればよい」


勇者「馬鹿を言うな・・・王は神話の時代より続く正統な血筋でなければ勤まらん」


勇者「血筋だけの問題ではない、俺には人々を統べる力はない」


魔王「血筋か・・・人間どもは何とも下らないものに縛られておるな」


勇者「いや、おまえんちも息子が魔王やってるじゃないか」


魔王「まあ、そうなんだけど」


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