盗賊「勇者様!もう勘弁なりません!」
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200: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/01/09(火) 16:00:45.99 ID:stzXCINl0


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商人「皆様、まずは議場内をお騒がせして申し訳ありません。私は、勇者課勇者保護係の商人と申します」


商人「私共、勇者補助係の主要業務は、勇者の管理指導。その職責を以て議事進行を妨げる勇者の軽挙を止めさせていただきました」


商人「しかしながら、私もまた先ほど陛下の任命により勇者の名を冠するに至った者」


商人「ならば勇者としての責務を果たすことになんら躊躇はございません」


商人「この国に平和を導く一人の国民、いえ勇者として、陛下に申し上げたいことがございます」


王「ふふふ・・・面白い展開ではないか。なあ近衛兵長」


近衛兵長「・・・」


王「許す、好きに申してみるがよい!」


商人「ありがとうございます」


商人「まずは、陛下。先ほどの勇者の奏上、私共の指導不足もありその論点定まらず」


商人「結果として、見苦しい姿をお見せすることになりました。しかし、かの者もまたこの国の未来を憂う者」


商人「僅か4名で、各地の魔族を討伐し遂には魔王城まで到達したほどの男です」


商人「これまでの国への献身を考慮し、勇者の主張を今一度、確認したく思いますが如何でしょうか」


王「よろしい、許す」


商人「勇者よ、陛下のお許しが出た。お前の主張を端的に申し上げろ」


大臣(なんだこれは・・・これは奏上なんて物ではない・・・)


大臣(審議の真似事をするつもりか・・・?しかし、奏上と言われては止める術はない・・・)



奏上とは、本来であれば法律によって明文化された手続きに則って執り行われ

読み上げられる奏上文は、王家付きの奏上文官によって厳しく精査される

また奏上を行うことができる立場、役職も決められている


それは、かつて王が最大権力者であった時代、奏上が政治闘争の場として利用されることを防ぐために定められた法であった

先代の勇者の奏上は、それら一切の手続きを省いたものであり本来であれば大罪人として処断されてしかるものである

しかし、それを王自身が許してしまったが故に勇者の奏上は法に則らない

それこそ、制限のないものとなってしまっていた


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