155: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/29(金) 19:02:59.47 ID:NbpFE6EO0
避けはしたが、その剣の鋭さに戦士は表情を強張らせ
そして宝飾の散りばめられた、美しい剣を鞘から抜いた
騎士「あ・・・王者の剣、ああ・・・やっぱり君たちの仕業か」
戦士「俺の剣を知っているのか、おっさん」
騎士「まあ仕事だからね。えっと君は確か、国一番の剣士だったな。よし、ここは一手ご指南いただこう!」
魔法使い「どいて戦士、そいつの狙いは時間稼ぎよ。私たちに勇者の援護をさせないつもりだわ」
魔法使い「そうはさせない、焼き尽くせ!炎魔法 ファイアー!」
賢者「氷魔法 アイシクル」
魔法使いの生み出す炎が、氷の壁によって遮られる
氷の壁はみるみる大きくなり、議員席と中央ホールの間に巨大な壁を築き上げた
魔法使い「へえ、まるでコロシアムね」
僧侶「時間稼ぎしたところで、あんなみすぼらしい男が勇者を倒せるわけないでしょうに!」
遊び人「はいはい、貴方はこちらで一緒に遊びましょうね。封印魔法 サイレント!」
遊び人が軽やかに舞い、僧侶の耳元で囁いた
それと同時に、僧侶の金切り声が封じられる
僧侶「むぐぐ!」
賢者「魔法使えるんですね・・・」
遊び人「あはは、もちろんですわ」
仮初の闘技場に勇者パーティー4人と勇者補助係の4人が対峙する
その光景を見て、近衛兵長は湧き上がる衝動を抑えられずバルコニーから身を乗り出した
近衛兵長「だめだ・・・彼らだけでは!」
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