153: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/29(金) 19:02:01.80 ID:NbpFE6EO0
勇者「俺を馬鹿だと思うなよ!知ってるんだぞ、役人たちだってそうだ!」
勇者「すぐに窓口を閉めやがって!あんなに早く窓口閉めやがって!人の税金で食ってるくせに、国民を馬鹿にしてるんじゃないのか!」
近衛兵長(窓口閉めてからが忙しいんだが・・・)
勇者「あのーそれに、あれだ!実家の近所に済んでる婆ちゃんも言ってたぞ、昔はよかったって!」
勇者「これって、国が年々悪くなってるってことだろ!あんたら政治家の怠慢のせいじゃないか!」
勇者「高い給料もらってるくせに、国はどんどん悪くなっていってるんじゃねえか!」
勇者「あんたらはもっと国民の声に耳を傾けるべきだ!」
大臣(これはひどい)
近衛兵長「・・・」
王「あれが勇者か・・・多少馬鹿でも真っすぐな信念を持った男だと思っていたが・・・」
勇者「政治家たちの給料を減らすべきだと思うね!あと役人どもの給料も!」
勇者「というか国の為を思うならタダでやるべきじゃないのか!そうだ、そうすれば税金の無駄だって減らせるじゃないか!」
王「ただの阿呆ではないか・・・」
王「ああもう・・・誰か、あの阿呆を止めてくれ。あれを倒した奴は、新しい勇者に指名してやっても良いぞ・・・」
勇者に過大な期待をしていたせいか、その感情をただ垂れ流し、理論も根拠もない言葉に
王は怒りすら覚えることなく、ただ呆れるばかりであった
そんな王の口から、ぽつりとこぼれ出た言葉に何処からか答えが返ってきた
「そいつはマジすか・・・?陛下」
返事などあるはずもない独り言に、応じる声に近衛兵長が一瞬で抜刀し王を庇う
近衛兵長「だ、だれだ!?」
騎士「失礼しました。勇者課の者です」
近衛兵長「大臣の手の者か、何用だ!」
賢者「いえ、用があるのは勇者の方にです」
遊び人「それより陛下、先ほどの言葉確かですね」
王「遊び人ではないか・・・ああ、もし勇者を止めれるなら勇者にでも何でもしてやるさ」
「よっしゃあ!」
商人「 俄然やる気が出てきたぜ! 」
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