152: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/29(金) 19:01:23.37 ID:NbpFE6EO0
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「どうしたんだ、勇者様?突然黙り込んで」
「奏上は終わったのか?結論として、何が言いたかったんだ?」
勇者「・・・」
勇者「ああ!しゃらくせえ!」
戦士「お、おいどうした・・・?」
勇者「違う!こんなものは俺の言葉じゃねえ、魔王が作った文章が議員たちに響くわけがねえ!」
魔法使い「えっ、えっ何がどうしたの?」
勇者「すまねえ議員の皆、それに陛下!こっからは俺の魂の言葉だ!こっからが真の奏上のはじまりだ!」
僧侶「流石勇者様・・・」
勇者「俺はなあ、この一年間国中を走り回って戦ってきた。なのに何だお前らは!こんな暖かい所でぬくぬくしやがって」
勇者「俺も昔、議会を傍聴したことがあるから知ってるが!あんたら、小難しい言葉ばかり使って!」
勇者「そうやって国民を欺いているんだろう!俺には、議会がまっとうに話し合いをしているとは到底思えないね!」
勇者「そのくせ政治家ってやつは、いつも偉そうにしやがって!」
大臣(何か急にレベルが落ちたな・・・)
勇者「それに国のためにとか、きれいな言葉を抜かしている割に全然国はよくならねえじゃねえか」
勇者「誰の税金で食ってると思ってるんだ!」
勇者「そうだ、税金だってそうだ。新しい道路を作るだの、新しい施設を建てるだのに使ってばっかで国民のためには全然使ってねえじゃねえか」
王(いや、国家予算の大半は福祉関係に使ってるけど・・・)
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