盗賊「勇者様!もう勘弁なりません!」
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143: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/29(金) 18:55:24.15 ID:NbpFE6EO0


議場内を一瞥し、脇を駆け抜けていく兵を意にも介さず勇者が歩を進める

しかし、それを許さない近衛兵が勇者に迫り、取り囲むように陣形を組む

歩を止めた、勇者が近衛兵をけん制してか声を上げた



勇者「勇者でござい!そうじょおおおおおおおおおう!勇者のそうじょうにございます!お控え為すって!」



戦士(なんかちがうぞ勇者、時代錯誤もいいところだ!!)


魔法使い(いったい、どこであんな言葉を学んだのかしら)


僧侶(勇者様ったら、おちゃめ///)


勇者の言葉を無視し、近衛兵長が勇者の背後から忍び寄る


勇者「おおっと!近衛兵長、俺が気づいていないとでも思ったか?剣を修め、そこで止まるんだ!」


近衛兵長「ちっ・・・」


勇者「わたしがこれから行うのは、陛下への奏上にござる!法律によれば奏上は何人たりとも邪魔できんのだよな!」


王(法律ではなく、慣例なのじゃが・・・)


勇者「ほら、近衛兵長下がれ!奏上が始まるから、もっと下がれ!」


近衛兵長「いらん知恵をつけやがって・・・」


勇者「あんたの仕事は王の警護だろ!王の下へ帰った帰った!」


近衛兵長は剣を収め、王の下へと素早く戻った


勇者「それでは、みなさんご清聴ください!これから、わたくしの奏上がはじまります!」


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