124: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/24(日) 14:52:44.88 ID:zYlpnfp/0
騎士「まあまあ、ここは無礼講でいこうじゃないか。彼女は、ああ見えて私たちより一回りも二回りも上なんだからさ」
商人「騎士さんがそういうなら」
遊び人「ちょっと聞き捨てなりませんことよ!二回りは言い過ぎではありませんか!」
賢者「まあまあ、落ち着いてください」
騎士「まあ、さっきのは建前だよ・・・私としては、大臣の狙いより私たちの立場を守るほうを優先したいもんだね」
商人「そりゃあ、俺だって同じですよ。王側と大臣側、うまく立ち回って是非とも上手い汁を吸いたい」
遊び人「あら、甘い考えですこと」
商人「わかってるよ!そんな立ち回りができるなら、そもそもこんなことになってねえよ」
賢者「要は、大臣側と陛下側どっちにつくかという話ですよね」
商人「現状、判断できん!」
賢者「ごもっともで」
遊び人「・・・私たちは大臣の直属ですよ?しかも、陛下には何やら重大な秘密がある様子」
遊び人「そこにある、ご遺体が全てを物語っているではありませんか。『正義は大臣にあり』ではなくて?」
言葉とは裏腹に、遊び人の表情は重い
感情的には王側につきたいのであろうが、社会人としての理屈、状況証拠、全てが大臣に傾いていることに
一人の大人として、目を背けることができないのであろう
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