【FGO】マシュ「協会からの、査察……ですか?」【レンタルマギカ】
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1:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:34:47.37 ID:lKXwV95n0
レンタルマギカのクロスと称して主に魔神柱について振り返ったり振り返らなかったりするSSです。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:37:08.02 ID:lKXwV95n0
 人理修復を果たしたカルデアに、一本の連絡が入る。

「協会からの、査察……ですか?」

 内容を受けてマシュ・キリエライトの声には僅かばかりの不安が混じっていた。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage]
2017/11/05(日) 16:42:02.28 ID:Mi+U/VZ9o
ssじゃなかったら三田がまた無理やりねじ込んで来たんだろうなぁと思って素面で見れないだろうから期待


4:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:42:38.70 ID:lKXwV95n0
「"王の魔術"と言えば悪魔を派手に喚起・使役することを思い浮かべるだろうが、それは一側面に過ぎない」

 これは、ある日の話。
 諸葛孔明――少年に対し講義をする今は「ロード・エルメロイU世」と言った方が正しいか。
 人理焼却を企むのが、魔神と、それらを封印した王を名乗る者であると判明してから、注釈程度に彼は語った。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage]
2017/11/05(日) 16:42:44.45 ID:UG19aRlVo
レンタルマギカとか俺得


6:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:45:56.72 ID:lKXwV95n0
「どうぞ。お茶です――先輩も」

「どうも。いただきますわ」

「ありがとな、マシュ」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:48:50.33 ID:lKXwV95n0
「人理の焼却と修復に関する、大まかな報告は私も確認いたしました。
 7つ時代の特異点。それらに呼応する魔神たち……」

「正確には、全部の特異点で魔神柱と戦ったわけではないけど……」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:52:11.12 ID:lKXwV95n0
「フラウロス……あるいはハウレス。ソロモン王の魔神の名は、魔導書ごとで微々たる部分に違う事がありますけれど――
 そう名乗った魔神柱が貴方たちにとっての転機と言うのならば、これ以上の皮肉はありませんわ」

「?」

以下略 AAS



9:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:54:30.53 ID:lKXwV95n0
「第三特異点、海と孤島の世界に現れた魔神柱は、報告書によればフォルネウス、だとか?」

「ああ、そうそう。あん時はイアソンが確か無理矢理魔神柱に変えられたんだっけか。
 アレもろくでもない奴だったけど、一瞬だけ同情したかな」

以下略 AAS



10:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:56:18.66 ID:lKXwV95n0
 仕方がないと、諦めようとしたときドアが開く。

「おう、坊主。邪魔するぜ」

「あ、クー・フーリン……キャスターの」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 16:58:48.85 ID:lKXwV95n0
 ――トレーニングルーム

「多少は暴れても大丈夫なようにできてる、んだったっけ?」

「なるほど。呪波汚染の対策もしてあるようですわね」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:02:09.01 ID:lKXwV95n0
 掛け声を聞くと同時に、アディリシアは真鍮の壺を取り出し、呪文を唱え始める。

「……I do strongly command thee, by Beralanensis,Baldchiensis,――
 来たれフォルネウス!二十九の軍団を支配する侯爵!」

以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:03:51.29 ID:lKXwV95n0
「ほほう?慣れないなりに本気を出したつもりだったが、どうやら甘く見ていたらしいな」

「生憎と、その手合いは慣れておりますので……」

 クー・フーリンは、続けて幾度かヤドリギの矢を投擲するも、フォルネウスは器用によける。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:05:47.56 ID:lKXwV95n0
(なるほどな。人間の魔術師としては天才ってレベルではあるが……
 こんなもんか――ッ!?)

 雷光が収まった刹那、クー・フーリンの視界に飛び込んできたのは巨大な剣であった。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:07:07.10 ID:lKXwV95n0
「――つまり、俺の負けってわけだ。瞬間的で不安定とはいえ、英霊を超えるとはな」

「どの口がおっしゃいますの?これを私の勝利と言うのなら、屈辱以外の何物でもありませんわ」

 アディリシアは座り込んで、クー・フーリンが杖を突き付けている。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:09:05.43 ID:lKXwV95n0
「最初にルーンは無し、っつったからな。
 ゲッシュでなかろうと、男が口にしたこと違えてたら価値が下がるってもんだ」

「だとしても、こんな勝ちなど拾えませんわ」

以下略 AAS



17:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:10:23.20 ID:lKXwV95n0
 アディリシアの輪郭がブレて、雄牛や山羊の頭が肩に浮かぶように見える。

「つっても、短時間でも相当に無茶をしたみたいだな。ほれ、パナケアだ。
 その度胸に免じてくれてやる。使い方とかは、分かるだろ?」

以下略 AAS



18:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:12:49.41 ID:lKXwV95n0
「魔霧の街、ロンドンが第四特異点で、戦った魔神は……アレ?なんだっけ」

「……まぁ確かにあの時は魔神柱どころではない事態が続きましたからね」

「報告書によれば、バルバトス。とありますが……」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:14:56.75 ID:lKXwV95n0
「魔術王……我らが祖を名乗った者、ですか。
 彼の王の持つ指輪も、獣の声を聞くという伝説があります。
 動物行動学者がそんなタイトルの本を書いたので、有名かもしれませんが」

「俺がソロモンの名前を最初に聞いたのは宮部みゆきだけどな。読んでないけど」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 17:18:15.41 ID:lKXwV95n0
「アメリカ大陸横断はきつかったけど、俺の知らないとこで28柱と戦ってた皆は
 もっときつかったんだろうなっておもいました、まる」

「一番行動範囲が広かったのは確かですけれど、投げやりにならないでください。
 あの地で私たちが直接戦ったのは……クー・フーリンさんが変化したハルファスでした。
以下略 AAS



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