11:名無しNIPPER[saga]
2017/11/02(木) 07:45:08.24 ID:yaYFtgev0
あまりの辛さに涙が浮かび上がり、その場で泣き出してしまいそうだった。
が、それでも。それでも奈緒は泣き出しそうになるのをグッと堪えて、目の前の男に向けて言葉を続けた。
「ちょっとは、休まないか……?」
「……」
「Tさん……働いてばっかりで、疲れてるだろ……? 少しは息抜きでも……」
「……」
「ほ、ほら。あたし……今日はこれを持ってきたんだ」
無視される事に応えつつも、奈緒はそう言ってから鞄の中を漁り、そして目的の物を取り出す。
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