ありす「合同ライブ、ですか?」 杏「うへぇ……」
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38: ◆fuWkWfr/Bc[sage]
2017/10/31(火) 21:50:10.61 ID:vBR8DJ32o
〜二時間後〜
杏「ふぅ……こんなもんかな」
ありす「はぁっ、はぁ……はい、ありがとうございました」
杏「ん。完成度はかなり上がったね。これなら十分本番でも通用するよ」
ありす「そう、ですか? はあ、ふう……それなら、よかったですけど」
杏「時間も時間だし、そろそろ上がろうか。一応門限は伸ばしてもらってるんだっけ」
ありす「はい。プロデューサーさんには悪いことをしてしまいましたけど、お迎えもお願いしてありますし」
杏「そだね。じゃあそれまでここで待って……ん?」プルルルル
杏「はい? プロデューサー? ……へ、また?」
ありす(プロデューサーから電話がかかってきたらしい杏さんは、わずかに顔をしかめます。なにか不測の事態でも起こったのでしょうか)
杏「いや、しょうがないよ。ライブ前だし。うん、そうするよ。え? はーい、分かった」
杏「ん。ありすちゃん、プロデューサーから」スッ
ありす「私ですか? ……はい、お電話代わりました。橘です」
モバP『橘さん? ごめん、ちょっと色々あって迎えに行けそうにないんだ』
ありす「え? そうなんですか?」
モバP『うん……会議が必要な案件が急に出たから、どうしても参加しないといけなくて』
ありす「……いえ、そういうことなら仕方がないと思います。こちらも特に問題ありませんから、プロデューサーはお仕事に集中してください。いえ……」チラッ
ありす「私は杏さんのお家に泊めてもらいますから、迎えは大丈夫ですよ」
ありす(唐突に言ってしまったことですが、聞いていた杏さんも特に反対はないようで小さく頷いていました)
モバP『え、そうかい? 悪いね。俺の方から連絡はいれておくから。それじゃあ、よろしくね』
ありす「はい、分かりました。失礼します」
ありす「杏さん、終わりました。その……すみません。勝手に決めちゃって」
杏「別にいいよ。プロデューサーのあの様子じゃあ中々終わらないだろうし、この後なにか用事があったわけでもないから」
ありす「ありがとうございます。……杏さんのお家に行くのも久しぶりですね」
杏「そだね。んじゃ適当に晩御飯買っていこうか。私たちだけでこの時間に外を出歩いて回るのもね」
ありす「一目見ただけじゃ小学生二人ですからね……」
杏「悲しいことにね。さ、行こうか」
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