鬼姫「わたしの愛は美しいでしょう?」
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14: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2017/10/29(日) 20:43:18.22 ID:hGr+6DsHO

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魔王「ぐっ。鬼姫、何故だ。何故こんなことを」

そんなの決まっているじゃない。退屈だからよ。

何の争いもなく人間とと和平を結ぶなんて、わたしには堪えられない。

魔族は強くあるべきなの。平和などとは無縁の、果てない闘争を続ける存在なのよ。

魔王様、あなたが捧げた数百年の安寧は、わたしの気紛れで消える。

魔族とは、そうあるべきだわ。

力あるべき者が世を統べる。それが魔族の持つ、生来の性なのだから。

には目もくれず争い続ける日々、戦いに明け暮れる日々。


それが魔族。

それが強者。


この世界は、わたしの為だけにある。

暇だから戦って、暇だから壊す。

彼以外の生物なんて、わたしには何の意味も持たない。

犬も、魔族も、人間も、生物という点において、わたしにとっては何も違わない。



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