武内P「絶対にアイドルに手を出したりしませんッ!!」
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◆SbXzuGhlwpak
[sage]
2017/10/28(土) 21:57:42.31 ID:qZdx75aV0
ガチャンッ
武内P(私と同じ手錠を着けた高垣さん――今日もっとも会ってはいけない方がいて、私の彼女の手錠が強く合わさってしまいました)
楓「プロデューサー!? なぜこんなボロボロに……あ、ああ。貴方の性格を考えれば、こうなる可能性も考えられたはずなのに」
武内P「……大丈夫です高垣さん。見た目こそ派手ですが、そこまでたいした傷ではありませんから」
楓「……こういう時プロデューサーは平気でウソをつくから信用できません。さ、傷を見せてください」
武内P「そ、それはできませんっ!」
楓「やっぱり、ウソをついてるんですね」
武内P「そ、そうではなくてですね。傷を見せるということはつまり、その……服を脱いで、さらに高垣さんに体を触れられることに」
楓「あ――」
武内P「この手錠は高垣さん、もしくは片桐さんの物ですよね。どうか外してください」
楓「……ヤです」
武内P「……え?」
楓「いーやーでーす」
武内P「た、高垣さん」
楓「耳に聞こえましたよね? イヤってイヤーに。ふふふ」
武内P「あの……本当にお願いします。私の事情は高垣さんもご存じなんですよね?」
楓「はい、知ってます」
武内P「でしたら――ッ」
楓「……プロデューサーは私のこと、そんなに好きになりたくないんですか?」
武内P「す、好きになるわけにはいかないことは、高垣さんもわかっていますよね?」
楓「そうですよね……私みたいに子供っぽくて、空気が読めない女なんて……嫌いですよね」
武内P「き、嫌いならここまで悩みませんっ!!」
楓「……え?」
武内P「あ」
楓「……今の、もう一回言ってもらっていいですか」
武内P「ど、どうか忘れてください」
楓「同じ内容を耳元で優しく囁くか、さっきと同じぐらいの勢いで抱きしめながら言ってくれたら忘れますから」
武内P「忘れる気がありませんよね、それ?」
楓「ふふ、ふふふふ。そうですよねぇ。嫌いな相手とこうして一緒にいたって、イライラするだけで志希ちゃんの催眠療法の効果はマイナスの方向に行くだけですもんね♪」
楓「つまりプロデューサーは、こうして私と手錠でつながれているだけで私のことを意識しちゃうんですね」ロンパァ!
武内P「……後生です。どうか手錠を外してください」
楓「どうしてもですか?」
武内P「どうしてもです」
楓「うーん、そうですねえ。あ、じゃあ私をどうしようもない人扱いしてください!」
武内P「……………………え?」
楓「うまく私をどうしようもない人扱いしてくれたら、手錠を外しますから。さあ、さあ!」
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