6:名無しNIPPER
2017/10/22(日) 13:25:55.32 ID:NO6+sM8r0
ミーナ 「ハアッ、はあっ、はあ……!」
ミカサ 「!?」
そこに寝ていたのは、おさげの女の子――茶色のジャケットは血まみれで、
訓練兵のエンブレムがついている。……私はそこで気づいた。
この子、頭が半分かじられてる!!!
ミカサ 「――!」
それに、私は、知っている!この子を知っている!
ミーナ 「みか、さ?」
ミカサ 「あ……あっ、あ……」
ミーナ 「なんで、ここにいるの」
見開かれた目から、涙がこぼれた。
ミーナ 「団長……団長は……どこ……?」
ミカサ 「あ……私は……団長?」
ミーナ 「お願い、あなたが、ハアッ…どうして、ここに、いるの……か、
わからない、けど」
ミーナ 「団長に、はやく……"しるし"を届けて」
ミカサ 「しるし……?ねえ、ミーナ」
ドサッ
また音がした。……隣の寝台からだ。
ハンナ 「ハアッ、はあ、はあ」
……折れている。血まみれの足が、外側に折れている。
ハンナ 「ミカ、サ……?……はやく、団長に……」
「――ハンナ、ハンナ!」
その時、上の寝台から声がした。
ハンナ 「サムエル……サムエルなの?……私は、"還って"きてるわ!」
サムエル 「ハンナ…そうか、じゃあ……ここは、俺たちの寝台なんだな!?」
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