4:名無しNIPPER
2017/10/22(日) 13:24:56.03 ID:NO6+sM8r0
ドンッ
ミカサ 「あ、すみませ――」
ぶつかった相手は、あっという間に見えなくなった。
ミカサ 「……聞こえたの?」ガチャッ
広間を抜けると、赤い絨毯の敷きつめられた長い廊下に出る。
突き当りを右……うん、あそこだ。
◆
ジャーッ、キュッ
ミカサ 「……ふうっ」
ミカサ (せっかく外に出たから、一周してから戻ってみよう)
私はトイレを出て、大広間とは反対の方へ歩く。
シャンデリアのある天井を見上げながら、豪華な執務室や、お姫様の寝室を覗いた。
ミカサ (ここは、ダンスホール?……すごくきれい)
<ポンッ
肩を叩かれて振り返ると、会場警備の憲兵がいた。
モブ憲兵 「おい、調査兵。迷ったのか。大広間の場所は分かるか?」
ミカサ 「え、ええと……、大丈夫、です」
モブ憲兵 「めでたい日だからな、楽しんで行けよ」ニコッ
ミカサ 「……はい」
あいまいな笑顔で答えると、憲兵は機嫌よく帰っていった。
ミカサ 「……?」
14Res/13.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20