ミカサ「終わらない旅」
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4:名無しNIPPER
2017/10/22(日) 13:24:56.03 ID:NO6+sM8r0

ドンッ

ミカサ 「あ、すみませ――」

ぶつかった相手は、あっという間に見えなくなった。

ミカサ 「……聞こえたの?」ガチャッ


広間を抜けると、赤い絨毯の敷きつめられた長い廊下に出る。
突き当りを右……うん、あそこだ。




ジャーッ、キュッ

ミカサ  「……ふうっ」

ミカサ  (せっかく外に出たから、一周してから戻ってみよう)

私はトイレを出て、大広間とは反対の方へ歩く。
シャンデリアのある天井を見上げながら、豪華な執務室や、お姫様の寝室を覗いた。

ミカサ  (ここは、ダンスホール?……すごくきれい)

<ポンッ


肩を叩かれて振り返ると、会場警備の憲兵がいた。


モブ憲兵 「おい、調査兵。迷ったのか。大広間の場所は分かるか?」

ミカサ 「え、ええと……、大丈夫、です」

モブ憲兵 「めでたい日だからな、楽しんで行けよ」ニコッ

ミカサ 「……はい」

あいまいな笑顔で答えると、憲兵は機嫌よく帰っていった。


ミカサ 「……?」


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