9:名無しNIPPER[sage]
2017/10/21(土) 01:23:16.13 ID:y2wSW8Jko
「セレブの中の……セレブ……!」
芸能人、人気アイドルになれば本当にセレブになることも夢ではない。
高級住宅街に住んで休みの日は海外旅行。食事も服も、最高級品をいつだって買うことができる。
「やっぱり、ダメ……ですか?」
不安そうに聞くプロデューサーの声にハッとして、私は慌てて答える。
「そ、そうですわね! 突然のことで、ちょっと驚いてしまいましたけど……。
たまたま、たまたま、何か新しいことでも始めてみようと思っていたところでしたの」
「ということは……」
大学を卒業した私は、きっとどこかの企業に就職するか、実家の仕事を手伝うことになるのだろうと思っていた。
何になりたいのかを本気で考えなければ。そう思ってもなかなかやりたいことは見つからなかった。
そんな私の前に突然現れた、輝かしい未来への道。
私はプロデューサーの目を見て、笑顔で頷いた。
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