10:名無しNIPPER[sage]
2017/10/21(土) 01:25:31.30 ID:y2wSW8Jko
「ええ。この二階堂千鶴、喜んで引き受けさせていただきますわ!」
そう言うとプロデューサーの顔がぱぁっと明るくなり、もう一度深く頭を下げた。
「あ、ありがとうございます!」
お礼を言いたいのは私も同じだ。私を見つけてくれて、アイドルになるという道を示してくれたのだから。本当なら私がお願いする立場のはずだ。
それだけ私に期待してくれているんだ。だったら私は堂々としていないと。
「もちろん! わたくしがアイドルになるからには、トップに立たせていただきますわよ!」
私に期待してくれたプロデューサーのために、何より私自身のために。
私はトップアイドルになってみせる。
「お〜っほっほっほっ……ゲホッ、コホッ!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「え、ええ。それよりアイドルになるとは言いましても、具体的に何をすれば?」
プロデューサーは少し考えた後、ポケットから手帳を取り出してパラパラとめくる。
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