3:名無しNIPPER[sage]
2017/10/21(土) 01:07:55.89 ID:y2wSW8Jko
「みなさま、ありがとうございます! お〜っほっほっほ……ゴホッ、ケホッ!」
その後のアピールタイムでは私が必死に考えてきたセレブトークを披露した。
司会者さんの質問に何度かボロが出そうになったけど、どうにか答えきることができた。
……まぁセレブトークよりもお客さんは私の作ってきた伝説に興味があったみたいだけど。
伝説、とは言っても大半が噂に尾ひれがついて広まってしまったものばかりだ。
私が屈強なボディーガードを連れていたという話はお父さんがスーツ姿でお弁当を届けにきただけ。
この大学を裏で支配しているという話は先生方と談笑していたところから発展したらしい。
他にもとんでも伝説がたくさんあり、微妙に真実も混じっているから訂正するのは大変だ。
でもこの場においては最大の武器になる。私は友人と厳選した伝説の数々を紹介した。
その結果、アピールタイムはかなり盛り上がった。私は盛大な拍手に包まれながらステージを後にした。
そして遂に、結果発表の瞬間が訪れた。
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