19:名無しNIPPER[sage]
2017/10/21(土) 02:05:37.60 ID:y2wSW8Jko
「そう? でも大変だと思うわよ? 自分のことを隠してやっていくなんて」
「それは……大丈夫! 大学でもバレたことないんだから!」
胸を張って答える。そうそう、大学でも一度もバレたことが無いのだからアイドルになってからも隠し通せるはず!
「いいぞ千鶴! その意気だ!」
「それにしても、千鶴がアイドルになるなんてねぇ。お給料ってどれくらいなのかしら」
「売れるまでは殆ど貰えないと思うけど、テレビに出られるようになれば変わるんじゃない?」
「千鶴は母さんに似て美人に育ったからな。きっとすぐテレビに出られるようになる」
「ふふ、褒めたってなにも出ませんよ?」
「はいはいノロケはそれぐらいにして、ご飯食べちゃおう。すっかり冷めちゃった」
「おっと忘れてた。母さんおかわり!」
「はいはい。千鶴はどうする?」
「私も!」
それから私がアイドルになってからのことをたくさん話した。
二人とも私が売れないとはこれっぽっちも思ってないみたい。なんだかとても嬉しかった。
大学はどうするかという話になったけど、卒業に必要な単位はほぼ取ってあるのでそこまで問題はない。
元々就活する予定だったのが、アイドル活動に変わっただけだ。
だからあとは進むだけ。私がアイドルになるために。
35Res/31.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20