サイタマ「俺より強い奴に会いに行く」
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44: ◆h8EFfUmKWs[saga]
2017/10/18(水) 22:25:22.04 ID:8nNpWzbvO
【数分後】

タツマキ「――むっぬぎぎぎっ!」

サイタマ「あーあ、派手に立ち回ったおかげで服がぼろぼろになっちまったじゃねーか。それに地形が変わっちまってるしさ」

タツマキ「ぐぐぎぎぎっ……っ!」ズキン

サイタマ「あ?」

タツマキ「うっ、ごほっ、ごほっ」ガクッ

サイタマ「風邪か?」

タツマキ「うっさい、私になんの反撃もしないのはどういうつもり?」

サイタマ「いや、本気になったら相手しようかと。戦慄の意味を教えてくれるんだろ」

タツマキ「なによそれ……! まだ本気ですらなかったの⁉︎」ズキズキ ズキンズキン

サイタマ「普通だけど?」

タツマキ「ふざけるんじゃないわよっ!!」スッ

サイタマ「……」

タツマキ「うっ!」ヨロヨロ ドサッ

サイタマ「やっぱ、風邪か? 熱あるんなら無理しない方がいいぞ」

タツマキ「ごほっごほっ」

サイタマ「おいおい。大丈夫か……?」

タツマキ「……あんた、名前は?」

サイタマ「あ?」

タツマキ「名前よ。ハゲなだけじゃなく耳まで遠いの?」

サイタマ「……」ピキピキッ

タツマキ「……」ジー

サイタマ「サイタマだ。一応プロヒーロー」

タツマキ「そ。覚えておいてあげる」

サイタマ「ああ。それに関しちゃ好きにすればいい。ほれ、立てるか?」スッ

タツマキ「ありがとう、でも、さよなら。サイタマ」ゴゴゴゴッ クパァッ

サイタマ「あっ」ヒュー

タツマキ「そのまま地底人にでもよろしく伝えておいて。……ん?」

マツゲ「いました! 竜巻の発生源はやはり……! フブキ様! 窓から身を乗り出しすぎですよ! っていない」

フブキ「お姉ちゃんっ!!」ビューン

タツマキ「見覚えのある車だと思ったら。フブキ組の。まだそのダサいマークつけてたのね」

フブキ「(サイタマは⁉︎ 一緒じゃないの⁉︎)」タンッ

タツマキ「少し飛ぶ速度がはやくなった。えらいわよ、フブキ。ちゃんとコントロールの練習してるみたいで」

フブキ「……」キョロキョロ

タツマキ「私が目の前にいるのに釣れないじゃない。誰をお探し? もしかして……サイタマ?」

フブキ「お、お姉ちゃん……! やっぱり!」

タツマキ「私もあなたに聞きたいことができてたのよ。ちょうどよかった。あいつ、誰?」

フブキ「そんなことどうだっていいでしょ! なんでお姉ちゃんがサイタマを知ってるの⁉︎ 彼はどこ⁉︎」

タツマキ「どこって」クイ

フブキ「下? 下を指差して……まさか? 葬ったって言いたいわけ?」


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