サイタマ「俺より強い奴に会いに行く」
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43: ◆h8EFfUmKWs[saga]
2017/10/18(水) 21:55:51.28 ID:8nNpWzbvO
サイタマ「(さっきより強めのマッサージ効果を感じる……)」

タツマキ「くっ……!」ググッ

サイタマ「(あーそこ違う、もうちょい。もうちょい、上。首の付け根周辺だ)」

タツマキ「(な、なんなのよ、こいつ。こんな実力者が隠れてたなんて信じられない……! さらに出力を……!)」

サイタマ「う、う、あ」

タツマキ「……! ど、どうやら悶絶しだしたようね! どう? 私の超能力は!」

サイタマ「(あー、助かる。こりゃいい)」

タツマキ「土下座して謝るなら許してやっても……やっぱりだめね。そのまま苦しみなさい」ググッ

サイタマ「ぐ、ぐぐ」

タツマキ「ふふん、この程度の出力か。あんた、やるようだけどまだまだね」

サイタマ「もうちょっと強めでもいいぞ」

タツマキ「なに……?」ピクッ

サイタマ「(マッサージを)強めでもいいと言っているんだ」

タツマキ「痩我慢なんてするもんじゃないわよ」

サイタマ「あ? なんの話だ?」

タツマキ「――……なるほど。Mっ気なの?」

サイタマ「いきなり変態にいく意味がわからん。お前がそうなんじゃないか?」

タツマキ「なんで私がって話になんのよ!」

サイタマ「よく言うだろ? いきなり疑いをかけるのは自分がそうだからって」

タツマキ「……いい。元々他人なんて虫けら同然。あんたみたいなハゲの一人や二人が死のうと明日の朝刊にすら載らないでしょう」

サイタマ「……」

タツマキ「フルパワーでやってあげる」

サイタマ「なんだ、まだ違かったのか。いいぞ、というか最初からやれ。かませ犬みたいな発言は頼むからやめろ」

タツマキ「すぅー、はぁー」ピタッ

サイタマ「……」

タツマキ「私がなぜ戦慄のタツマキと呼ばれるか知ってる?」

サイタマ「え? まだ話が続くの? ……知らないが」

タツマキ「見たもの全ての者達が戦慄を抱くから。敵わない、悪寒が背筋に走る」

サイタマ「ああ、うん」

タツマキ「とくと味わうがいい」キッ


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