サイタマ「俺より強い奴に会いに行く」
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12:名無しNIPPER[saga]
2017/10/18(水) 01:08:13.70 ID:gQPzP+wTO
【ヒーロー協会 本部】

受付「それで? なぜここに」

サイタマ「暇だったから」ドーン

受付「頭いかれてんじゃねぇのかこのハゲ」

サイタマ「心の声の時は()をつけるというお約束が」

受付「つける必要もねーわ」

サイタマ「あ、はい」

受付「タツマキさんならここにゃいないよ」

サイタマ「どこに行けば見れる?」

受付「あんたねぇ、いくら憧れのS級だからといって動物園のパンダじゃないんだよ?」

サイタマ「いや、別に俺は……でも、そうか、動物園の動物か。言い得て妙だな」

受付「たまにいるのよねぇ、あんたみたいなの。協会が露骨な特別待遇してるってのを良いことにヒーローをアイドルかなにかと勘違いしちゃって」

サイタマ「……」

受付「いい? みんな多忙なのよ。暇ならさ、怪人の巣穴のひとつでも見つけてやるぐらいの意気込み示したら?」

サイタマ「それで、ランキングを上げれば会えるのか?」

受付「聞いてた⁉︎ 人の話!」

サイタマ「え……聞いてたけど、なに?」

受付「なんなのよ、こいつ、もぉ。えーと、ヒーロー名鑑にも載ってないし……うぅ〜ん」カタカタ

サイタマ「なぁ、質問の答え」

受付「あぁ、いたいた。ハゲマントさんですね」

サイタマ「……」イラァ

受付「現在C級27位。ははぁ〜ん、駆け出しが自分の力量もわからないで言ってる感じか」

サイタマ「そもそもよ。大層な御託並べちゃいるが、誰が最強だなんだと勝手に格付けしてるのはあんたらヒーロー協会だろ」

受付「……?」

サイタマ「S級が本当に一番つえーのかよ?」

受付「なにを言いだしたかと思えば、今度は嫉妬?」

サイタマ「いや、そうじゃなく」

受付「そうとしか見えないんですケド。物事には説得力ってものがあんの。ハゲマントさんがS級上位にいれば、問題提起として上層部に告訴できるでしょう」

サイタマ「だから、組織然とした構造がな」

受付「あなたもこの協会に属するプロヒーローでしょ? 規約に目を通してるはずだし、納得して入った、違うの?」

サイタマ「よく読んでなかった」

受付「ヒーローのランクは働きに応じて格付けされています。個々の強さは状況によって変化する事案も否めないけれど、災害レベルの解決度合いを見て適正に判断しているわ」

サイタマ「そうか」

受付「あなたもS級になりたいんだったら、災害レベル鬼や竜の規模をひとりで解決するぐらいの貢献をしなさいよ、ハゲマント」

サイタマ「なんだかなぁ」


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