【ミリマス】その仕事場は(プロちゃんにとって)タブー
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32: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/20(金) 06:42:40.37 ID:BDU4dsSw0

「プロデューサーさん! お迎え、ありがとうございます」

それから一緒に座ってる私を見つけると、「あれ? 茜さんもご一緒なんですか?」なんて不思議そうな顔で首を傾げ。

「茜さん、今日はお休みだったんじゃ」

「うん、そうなの。で、ここに買い物にやって来たらたまたまプロちゃんと会っちゃって」

「俺もちょっと早めに着いたからな。星梨花の仕事が終わるまで、二人でお茶してたってワケさ」

私とプロちゃんの息の合った説明を聞いて、星梨花ちゃんが少しだけつまらなそうな顔になる。

「そうなんですか……。私もお仕事じゃなかったら、お茶をご一緒したかったです」

「いやいや星梨花。仕事が無いと俺たちここに居ないからね?」

「まぁまぁプロちゃんそんなこと言わず。星梨花ちゃんもお仕事終わりでしょ?
飲み物一杯ぐらいなら、ここで喋って帰ればいいよいいよ」

結局、それからさらに十数分。

茜ちゃんたちは星梨花ちゃんの語る職業体験の感想を「ふんふん」「なるほど」
「大変だったね〜、星梨花ちゃん」なんて感じで聞いていき、最後はプロちゃんが彼女の頭に手をやって。

「うん! 俺がついてなかったのに一人でよく頑張ったな、星梨花」

星梨花ちゃんの頭をなでなでなで……。
そうして、「えへへ」と照れ臭そうに笑う彼女の笑顔に胸がキュン。

う、ん……これは、この気持ちは、決してほんわかとしたトコから来てる感情じゃなくて。
その正体を知ってるから、私も顔に出すワケにはいかなくて。


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