【ミリマス】その仕事場は(プロちゃんにとって)タブー
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21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/20(金) 06:27:47.73 ID:BDU4dsSw0

「あっ、いたいた星梨花ちゃん」

目的の彼女を見つけると、内緒話するみたいにヒソヒソ声で教えたげた。

するとプロちゃんもすぐに気づいたみたい。
辺りをキョロキョロ見回して「どっか、見守れるのにいい場所は……」なーんて。

でもでもプロちゃん、まずはストップ!

「ちょっとちょっとプロちゃん。物珍しいのは分かるけど、あんまり露骨なことすると――」

「ん、なんだ?」

「……店員さんに、ますますマークさ・れ・ちゃ・う・ぞ〜?」

言って、私は星梨花ちゃんと一緒に作業をしてた店員さんを指でさした。
(もちろん、相手には気づかれないように!)

多分、星梨花ちゃんにお仕事を教えてる人なんだろうけど、
プロちゃんの姿を一目見るなり物凄くこっちを怪しんでる。

まぁ店内には女のお客さんしかいないみたいだし、防犯のためか通路の見通しも案外良いし、
男ってだけでプロちゃん物凄く浮いてるし。これはもう、しょうがないと言えばしょうがないことなんだけどね〜。


「変態趣味の持ち主です! なーんて言ってもよかったら、茜ちゃんの口先で言い訳だってバッチリだけど……。
万引き犯に疑われでもしたらプロちゃんの人生終わりだよ?」

「そ、それは困るぞ! いや、変態が困らないワケでもないが……」

「だったらほらほら堂々と! 次は下着を選ぶ段階なんだよね?」

途端に焚きつけられたプロちゃんが苦虫噛んだみたいな顔になる。

残念ですけどこの場所じゃ、イニシアチブは茜ちゃんのきゃわわなお手てが握っているのだ参ったか!
冤罪問題無理難題、押し付けられたくなければ素直に茜ちゃんに従いなさーい!

なんてこの時は調子に乗ってたけど、それは茜ちゃんの認識が甘かった。


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