95:名無しNIPPER[saga]
2017/12/09(土) 10:41:53.26 ID:w8z7tdGAO
ドン!
(え──なにし、押し出された、いや待って!? あたしの後ろって確か──)ぐらり…
男「僕は不器用なんだ。本心じゃなくても行動に矛盾が生じる…まるで、そうだね…」
男「好きな女の相手に虐めてしまう、イタズラをしてしまう男子のように」ガシッ
「ひぃいいいいいいいいいい!!!?!??」
男「まあ君のことなんて全く興味なんてないけど、しかし、一点だけは非常に興味があるんだ」
「後ろっ、あたしの足元ッ! なにもない! 後ろは地震できた穴が!」
男「知ってるよ。だから腕を引っ張って支えてる、落ちたくないだろう? 死にたくはないだろう?」グラグラ
男「答えてもらおうか。君個人の意見だ、返答次第では僕でも悪意ある言葉が吐けてしまうかもしれない」
「なにを言ってるの…!?」
男「僕の秘密。どこまで知っている」
「……!?」
男「吐け」スルルル…
「あぁっ!? あぁあぁあぁあ…っ! 知らない、知らない! あたしは何も!」ズルルル…
男「本当に? ウソを付くなよ、実は知っているんじゃないか?」シュルルルル…
「本当に! 本当よ! 何も知らない! 頼まれただけ、あの人にテープで脅すよう言われただけ!」
男「……」
「信じて、お願い! あたしは何も知らないの! 本当に本当よ!」ブルブルブル
男「そう、か」
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