92:名無しNIPPER
2017/12/09(土) 10:38:50.97 ID:w8z7tdGAO
『それでは自分がいる出口付近へ近づいてしまう。それに転校生さんの体質によって状況は一変した』
『負けの確定だ。暴露は阻止され、味方には捨てられ、君自身が追い詰められた。だから…』
「どこに、どこにいるんだ一体……!?」
『君は僕を[ピーーー]ことを決意した』
『──ダクトからコードが伸びたまま放棄されたテレビ、それは人知れず電源が落ちた』
『君はコードを手繰れば出られると言ったが……果たしてその先は本当に出口だったのだろうか?』
『その先は、そのコードの先はもしやすると──』
『──中央に入った大規模な亀裂、一年前の大地震で発生した、底の見えない穴へ繋がっていたのではないか』
(だ、駄目だ! 地下室内に足音が反響して場所が把握できない──もう逃げるしかッ)くる
『推論は否めない。正確性もこの暗闇の中では得られない、でも、そうであってもわかってしまう』
『この声、僕の声、そして【転校生さん】の声、……君は今、ちゃんと聞こえているのかな』
(どうしてどうしてどうしてなんでどうして!?)ダダッ
『いや聞こえやしない。転校生さんに送った作戦メール、実は委員長の方とは違いがあるんだ』
敵対視する程ではなかったら、本気で、心から思う気持ちで愛おしんで欲しい。
『そのプラス思考。もとい【相手を思いやる気持ち】、そう、これこそが君が一番危険視していたモノ』スッ
「ぐぅうううッッ……!!?」ズッシャアアア…
『本当の意味で地獄耳体質……だっけ? その体質発動を止めるトリガーだったからだ』
「はぁッ……はぁッ……やめ、やめて…!」
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