61:名無しNIPPER[saga]
2017/11/09(木) 18:09:50.80 ID:VHPMB31fO
中庭 廊下
「──クソッ、クソクソッ! だァーもうッ! 何なんだアイツはぁ!?」ガンッ
「……痛い……」ジーン
(【常識外】過ぎる……たった数回の会話でコチラの情報をありったけ持っていきやがる……ッ!)ギリリッ
「──でも、」
『聞こえているか、唸り声』
「!! 聞こえてます!! アナタには私の声は聞こえてないでしょうけど、私は聞こえてます!! 見ているのですか!?」ババッ
『よくやってくれた、君はワタシの思う以上のことをやってのけた。十分過ぎる成果だ、感謝の言葉を君に贈りたい』
「ああぁあ…そんなっ…私はやれることだけを、やったまでで……」ホロリ
『──コチラの確証を得られた。私の体質は彼女の体質を上回る、と』
「!! つまり接触したのですか!? あの化物と!?」
『この事実は、希望への一歩となるだろう。それを君と一緒に成せたことを誇りに思う』
「もったいないお言葉です……!!」
『すなわち君の鬱屈した立場も改善されるだろう。──待ち給え、置かれた状況を見事覆してみせよう』
『しかし訊け。行動するのは君であり、無茶をするのも君だけだ。……ワタシは君を手助けするだけ』
「わ、わかっています。それは端から理解しています」ゴク…
『走り給え。逃げ給え。愚行たる逃走こそが【真なる希望】への一歩となるだろう』
「…………」ギュッ
『ワタシは君に期待しているよ、だから、頑張り給え』
「………」
「わかりました。私、頑張って逃げおおせます。──アレが発動するまで、全力で死ぬ気で対抗します」
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