133:名無しNIPPER[saga]
2019/03/03(日) 21:29:18.73 ID:QyMy4a00O
眼鏡「お前がぶっとんでんのは元からだったが……話すたびにもっと酷くなる、奴らはよく無事にテメーと会話できてるな」
転校生「あ! それはわたくしも不思議なだなって思ってましてね、多分、彼らは世界にとって異分子なのでしょう。ええ、たぶんきっとそうなのです」
眼鏡「ハッ! カミサマのアンタが言うならそーなのだろうよ。で、その異分子様たちのことどう思ってるんだ?」
転校生「どうとは?」コテリン
眼鏡「はっきり言って邪魔だろ。あの目が死んでる男子生徒はまだ良い、だがもう一人は正直なところ───」
転校生「彼女を失うのが怖いと?」
眼鏡「──……」ピクッ
眼鏡「意味が、言っている意味がわっかんねーな化物。なんだ突然おい? 怖いだぁ? ふっざけんなボケナス」
転校生「まあまあ正直になられてもいいのでは? 聞こえにくいのでしょう? 彼女の声が、委員長の声は貴女の耳だと、とてもとても」クスクス
眼鏡「チッ、余計な勘ぐりするんじゃねーよ」
『 ごせないよ、 て知らないフ て無理な っと』
眼鏡「……一般人を巻き込むのかよ、テメーは」
転校生「巻き込むも何も、望み望んで先陣を切ったのは彼女らですよ? わたくしはそれに同行するのみに限られますから」
転校生「しかし、心配されるご気持ちは十分深く理解してるつもりです。ですが、それは杞憂です。無問題なのですよ、最初からね」
眼鏡「どうしてそう言い切れる、カミサマだからか?」
フルフル
転校生「運命の選択は全人類に備わっています。切り離すもくっつけるのも、その人次第で幾つにも別れていきます」
眼鏡「…なら、」
人も殺せるのか、あたしらみたいに。
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