45:名無しNIPPER[saga]
2017/10/22(日) 21:13:29.86 ID:7JPgH1JlO
ガッ!
「 きゃっ……!? 」
梓(乱暴に抱きしめるくらいのことは──させてもらいますっ!)
「 や、梓ちゃん、あ…… 」
梓「分かりました、分かりましたから先輩の我儘、全部ききます。だから先輩も──自分の言った事くらいは、守ってください」
「 え…… 」
梓「自分から言い出したルールぐらいは、最後まできちんと守ってもらいますからっ」
──パッ
梓(──灯りがついて、暗闇が消えた)
みほ「あ、梓っちゃん、もう、終わっちゃったから……」
梓(そんなこと……知りません!)
梓「いいですか、次は、ちゃんと、守ってくれますか」
みほ「え」
梓「守ってくれますかっ、先輩が決めたルールですよっ」
梓(先輩を抱きしめたまま、先輩の少し朱くなっている耳元へ直に言葉をぶつける)
みほ「……はい」
梓(先輩のその戸惑たような敬語が、なんだか私には、ちょっぴり可笑しく思えた)
──────。
ペパロニ「はぁい、お疲れさ──」
梓「ペパロニさん!」
ペパロニ「んぁ?」
梓「追加でもう一回、入れますか!」
ペパロニ「あぁいいよ。お客さんの待ちもないし」
梓「じゃあ、これ、500円ですっ」
ちゃりんっ♪
ペパロニ「あいあい、毎度あり〜。……お?」
みほ「……」
ペパロニ「にひひ……、西住さん、なんか顔赤くない?」
みほ「……っ、な、何でも……ない、です……」
ペパロニ「いひひ〜、楽しんでくれてるね、結構結構! よぉし、サービスで時間を倍にしとくっすよん♪」
みほ「あぅ……」
梓「ありがとうございますっ」
──────。
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