15:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:07:06.11 ID:BmOILOmbo
―――
――
千歌「……じゃ、また明日!」
16:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:07:34.65 ID:BmOILOmbo
千歌「あのっ!大丈夫ですか!?」
「……ごめんなさい、もしよかったら肩を貸してもらえないかしら。実は足をくじいてしまって…」
千歌「もちろん貸しますよ!おうちはどちらに?」
17:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:08:16.88 ID:BmOILOmbo
千歌「……へぇ、お姉さん大学生なんですね!どんなことを学んでるんですか?」
「そうね……簡単に言うと音楽、かな」
千歌「音楽……作曲とかもできたり?」
18:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:08:49.87 ID:BmOILOmbo
瞬間、頭が吹っ飛ぶような衝撃。右肩が熱い。
何が起きたかなんて理解できない。
千歌「はぇ……?」
19:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:09:28.13 ID:BmOILOmbo
必死に肩を押さえるが血は一向に止まらず、白いシャツを赤く染めあげる。
痛みと出血量で千歌の頭は朦朧としていた。
「じゃあ、腹の足しにしてあげる」
20:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:10:00.79 ID:BmOILOmbo
「ッ!?」
千歌「ハーッ…ハーッ……」
闇夜に紅く輝く瞳。尾てい骨から突き出る大きくうねる物体。それはまさしく、喰種そのものだった。しかし、千歌の赫眼は右目のみ変化している。
21:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:10:27.19 ID:BmOILOmbo
奪われるくらいなら――奪え。
「っと。いきなり攻撃なんて危ないわね」
千歌「………人間だッッ」
22:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:11:21.81 ID:BmOILOmbo
気がつくと、目の前には血の海が広がっていた。あれほど痛んだ肩の傷も塞がっている。
千歌「………………え?」
千歌「なに、これ……っ」
23:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:11:47.79 ID:BmOILOmbo
千歌「ッ!?や、だっ……なん、で、わたし……」
千歌「わたしは……人間、だよ……ね?」
意識をすれば急に腹の虫が空腹を主張してくる。目の前のモノを食べろ、と。
24:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:12:42.49 ID:BmOILOmbo
ビニール袋からみかんジュースとすっかり溶けてしまったみかんアイスを取り出し、一気に飲み込んだ。
千歌「ッッ……」
千歌「ヴッ……オェ……ッ」ビチャッ
25:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:13:09.10 ID:BmOILOmbo
続きは後日。
90Res/48.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20