狩人「スライムの巣に落ちた時の話」
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50:名無しNIPPER[saga]
2017/11/02(木) 13:26:28.35 ID:0m5tXs/U0
黒いスライムは、そのままの姿勢で私の様子を観察しているようだった。

目も鼻も口も無い頭だが、何となく気分を害しているように思える。



暫くすると、細長かった身体が縮み始めた。

恐らく、身体の体積を「背伸び」させる形で身長を稼いでいたのだろう。


みるみるうちに元のサイズの黒いスライムに戻ると。

そのまま歩いて定位置まで戻り、以前と同様に蹲ってしまった。



そう「歩いた」のだ。

他のスライム達のように、転がったり這いずったりはしなかった。

簡易的な足を使って、歩いてみせた。



「……もしかして、前よりもヒトの形に近づいてる?」



もし、ヒトと同じ形態になって、こちらの心を読めるのだとしたら。

意思の疎通が可能になるのではないだろうか。

そうしたら、脱出の手助けをしてもらえる可能性が高くなる。

少し、希望が出てきた気がした。



「……まあ、黒いスライムが私の希望を汲んでくれるかは、判らないんだけどね」



ガボガボガボ

黒いスライムが返事らしき音を出した。

それがどんな意味を持っているのか。

それは、まだ判らない。


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