狩人「スライムの巣に落ちた時の話」
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31:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 17:04:03.89 ID:FLbrBElf0
〜15日目〜


目が覚めると妙に気分が良かった。

何より、暖かい。

起き上がろうとすると、ペチャリと音がして、何かが上半身から零れ落ちた。



「……あれ、私は確か、スライムに食べられて」



いや、現在進行形で私は赤いスライムに覆われている。

上半身だけがそこから出ている状態だ。

暖かいのは、赤いスライムに部分。



「んー……もしかして、私を食べるつもりはないのかな」



赤いスライムは、ピィと鳴いて私の上半身に再び這い上がってきた。

ああ、これは、ひょっとして……。



「そっか、暖めてくれたのか」



以前に感じたことがある感覚が、再び湧いてきた。

これは、これは何なのだろう。

この感覚は何なのだろう。

今すぐに、聞いてみたい。

幼馴染に。


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