狩人「スライムの巣に落ちた時の話」
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29:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 16:30:16.18 ID:FLbrBElf0
そう、私は森では無敵。

いや、流石に無敵は言いすぎか。

少なくとも、森でならどんな劣悪な環境でも適応できた。

けど、森以外では全然駄目だった。



例えば、ごく短い期間だったけど、村で暮らしたことがある。

その時も、今回みたいに体調を悪くさせた。

そして幼馴染に看病された。



「ぷぷぷぷ、アンタ、どうして寝込んでるの?」

「バカは風邪を引かないって言葉知らないの?」

「もしかして風邪を引くことで自分がバカじゃないって事を主張したかったの?」

「そうだとしたら傑作だわ!ぷーくすすすす!」



ううん、アレは本当に看病だったのだろうか。

単に笑いに来ていただけのような気もする。

けど、いやな気分ではなかった。

ちゃんと食べやすくて暖かい料理を置いていってくれたし。



テーブルの上に置きっぱなしで帰っちゃったから這って食べに行かないといけなかったけど。



食べた時は、もう冷めかけていたっけ。

けど、その暖かさが、とても心地よかった。

そんな記憶がある。



そんな記憶が……。


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