206:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:22:29.94 ID:VhB1aNzu0
クロ「……そうです、やっぱり、やっぱり洞窟から出るべきじゃなかったんです」
クロ「そうすれば、こんな事にはならなかった」
クロ「……戻りましょう、お母さん」
207:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:23:22.47 ID:VhB1aNzu0
スライム達が狩人の死体に集まっている間に、私は準備をしていた。
村の周囲をキマイラ達で包囲させたのだ。
逃がさない。
208:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:24:23.19 ID:VhB1aNzu0
戦闘開始後。
2秒後には、竜獣のキマイラが超振動によって砕け散り。
209:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:25:06.01 ID:VhB1aNzu0
痛い、痛い、痛い
右足が痛い
今すぐ蹲ってしまいたくなるほど、痛い
210:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:25:57.66 ID:VhB1aNzu0
私は、自らが作り上げた合成生物の因子を身体に取り込んでいる。
皮膚を硬化出来るし、四肢の性能を一時的に上げる事が出来る。
再生能力すらあるのだ。
211:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:26:55.65 ID:VhB1aNzu0
私の背中から、グググと蝙蝠の羽が隆起する。
耳り形状が変化し、周囲の物体を音で感知できるようになる。
そう、そうだ。
212:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:27:32.66 ID:VhB1aNzu0
回転する視界の中、地上にミドリ色の何かが見えた。
あれは、楽器?
どうしてあんな所に、巨大なラッパが。
213:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:28:03.52 ID:VhB1aNzu0
次の瞬間、私の身体が大きな衝撃を受ける。
文字通り体がバラバラになりそうな衝撃。
けど、私は自らの身体に宿した因子を総動員し、何とか飛行状態を取り戻した。
214:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:29:11.98 ID:VhB1aNzu0
けど、けど何とか耐えきりました。
ふ、ふふふふふ、これで逃げのびる事が出来る。
一撃で仕留め切れなかったのが連中の敗因です。
215:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 04:29:47.82 ID:VhB1aNzu0
「あれ、貴女の顔って、良く見たら私の顔と似てますね」
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