狩人「スライムの巣に落ちた時の話」
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161:名無しNIPPER[saga]
2017/11/15(水) 15:56:42.37 ID:io/ozYfw0
急制動。

それと同時に、矢を番う。



獲物も急停止したが、止まりきれなかったのか木々の死角から姿を現す。



それは、巨大な猪だった。

凄い、こんな身体で私を追跡してたのか。

いや、そんな事よりも気になる点がある。



「全身鉄に覆われた猪なんて、見たこと無いんだけど」



猪は、私の姿を確認すると、再び移動を開始した。

いや、それは移動ではなく「攻撃」だった。

凄まじい速度で、私に向けて突撃を掛けてくる。



仮に、猪を覆っている鉄が本物なのだとしたら。

その重量は凄まじいことになる。

そんな重量の突撃を受ければ、私は忽ち死んでしまうだろう。



何より、鉄には、矢が通らない。


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