113:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 12:59:20.60 ID:xKrYj/gN0
狩人「アオは、水の中とかも好きだよね」
アオ「ちがうよ、母さま、ボクは魚をとるのがすきなの」
狩人「そっか」
アオ「石で遊ぶのも好き、母さまみたいに石投げしたい」
狩人「……アオは、性質的にも私と似ているのかな」
アオ「ボクも母さまみたいになれる?」
狩人「どうだろう、他人にやり方を教えたことは無いけど」
ふと、子供の頃を思い出す。
父とは母、私の教育にとても熱心だった。
ヒトとしての有り方を教えるよりも、狩人としての生き方を優先して教えてくれた。
その知識は、まだ私の中に残っている。
根付いている、と言ったほうがいい。
なら、私にも、両親のように出来るのかもしれない。
狩人「……そうだね、まずは弓の使い方を覚えないと」
アオ「ゆみ?」
狩人「そう、私が一番得意な得物、石なんかよりももっと速く遠くまで飛ぶ」
アオ「すごい!見せて見せて!」
狩人「ううん、それは難しいかなあ」
アオ「どうして?」
狩人「ここに落ちてくる時、無くしちゃった」
アオ「ここに……」
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