114:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 13:00:00.74 ID:xKrYj/gN0
アオは、天井の穴から外を眺めた。
何か、考えているようだ。
アオ「……ここの、外には、何があるの?」
狩人「色々あるよ、森とか、村とか」
アオ「それだけ?」
狩人「……もう少し南にいくと、帝国領がある、その向こうはまた別の国があって」
アオ「くに?」
狩人「沢山のヒトや、ケモノが住んでいる所だよ」
アオ「どれくらい沢山?」
狩人「数えられないくらい」
アオ「そんなに?」
狩人「うん」
アオ「ふーん……」
途中から、予感があった。
アオは、活発で好奇心が旺盛なのだ。
この小さな洞窟だけで、満足が出来るはずはない。
だから。
アオ「母さま、ボク、外に出てみたい」
アオ「連れて行って」
こうなる事は、半ば必然だった。
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