藤原肇「ナイトフィッシングイズグッド」
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18:名無しNIPPER[saga]
2017/10/10(火) 02:53:26.64 ID:2O49l66V0
 門前には五十嵐さんも立っており、俺たちを見送りに来たようだった。

 いくらか手伝ってもらいながら、彼女にそっと耳打ちをされる。

「深夜、ふたりきり。いいですかっ、変なことはなしですよ」

「ええ……俺ってそういう風に見えるの? これでも肇のプロデューサーなんですよ」

「誰が一緒とか、関係ないんですこういうの! 肇ちゃんもぽやっとしてるところあるから、心配なんですっ」

「寮母さんにまで釘を刺されたら、絶対に無事に帰す他ないですね」

 そう言って茶化したら、五十嵐さんが「もうっ!」と怒ったのでここまでにしておく。

 寮の炊事洗濯掃除を担う寮母さんは、とっても心配性であった。
 プロデューサーたちの耳にまで入ってるんだぜ、五十嵐さんのこわーいエピソード。

 ちなみに前述した「担当アイドルに叱られる同僚」とは彼女のプロデューサーのことである。


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