17:名無しNIPPER[saga]
2017/10/10(火) 02:51:35.65 ID:2O49l66V0
☆
寮の前に車を停めると、既に肇は表に立っていた。
竿を二本とクーラーボックス、アウトドアチェア、ライフジャケットも俺の分まで持ってきてくれていた。
あの時の不審者ルックである俺が表に出てもいいものか、と一瞬不安がよぎったものの、エンジンを切り外に出る。
「こんばんは、プロデューサーさん」と彼女は言った。
「おす。早速荷物を後ろに乗せちゃおう。タックル一式は浅利釣具店から?」
「七海ちゃんにそれ言うと、きっと怒られますよ。でも……ふふ、そうですね。フィッシングナナミのレンタル品です」
軽口を叩いて荷物を積み込む。
機材車にもなっていたから、荷台が大きくて助かった。結構大荷物だから、普通のトランクだと難儀していただろう。
42Res/25.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20