22: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:18:36.03 ID:rpYT6XOb0
麻子「口から言っても安心できるもんじゃないとは思うが、ちゃんと麻酔は打ってくれるし、そんなに痛くないし大丈夫だぞ」
みほ「信じられないよ…お姉ちゃんすごく泣いてたし」
沙織「まほさん?」
23: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:20:00.44 ID:rpYT6XOb0
みほ「それに麻酔も嫌だし…」
沙織「なんでよ」
みほ「その…おしっこ出てくる穴に管突っ込まれたりするんでしょ?」
24: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:22:24.98 ID:rpYT6XOb0
みほ「せめて注射無しで歯だけ治療してもらうってできないかな?」
華「そんなことしたら死んでしまいますよ。昨日だって冷たいお茶飲んで『痛いィイイイイ!』ってのたうち回ったじゃないですか」
沙織「人体でドリルぶち込んで平気な場所なんて本来は無いんだよ?だから麻酔を打つの」
25: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:24:35.60 ID:rpYT6XOb0
みほ「気の紛れる話して…もっと歯医者さんのこと忘れられるような…」
優花里「じゃあマゾヒストの話でもします?」
麻子「確かに話題には上ったがそれかよ」
26: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:25:28.52 ID:rpYT6XOb0
麻子「ああ、そういえばマゾヒストに関する話をネットで読んだな」
みほ「どんなのですか?」
麻子「Mはいじめられることが快楽だと多くの人は思っているが、厳密には愛する人が自分をいじめることで喜んでいるという事実に快楽を覚えるそうだ」
27: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:26:56.35 ID:rpYT6XOb0
麻子「なんとなく想像つくが理由言ってみろ」
優花里「西住殿を愛しているので、いじめられたら気持ちいいはずです!」フンス
沙織「なにいってんの」
28: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:29:02.22 ID:rpYT6XOb0
みほ「こんなもんでどうかな優花里さん」グイグイ
優花里「ギブ!ギブです西住殿!勘弁してください!タップタップ!」バンバン
みほ「ん」ヒョイッ
29: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:31:54.32 ID:rpYT6XOb0
受付「西住さーん」
みほ「え?はーい」
華「お説教でしょうか…」ヒソヒソ
30: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:33:55.34 ID:rpYT6XOb0
……………………
優花里「うぅん…ここは?」
沙織「あ、起きた」
31: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:36:26.68 ID:rpYT6XOb0
【西住流です!】
『みほのマンションにて』
沙織「んぎぎぎぎぎぎ!」ンググググ
32: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:41:05.93 ID:rpYT6XOb0
優花里「やっぱり戦車道の訓練の賜物なんですかね?」
みほ「そうかも。特にわたしのベースになってる西住流は力を鍛える訓練が多かったから」
沙織(ドクトリンも強い戦車で正面突破という脳筋だしね…)
33: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:46:27.25 ID:rpYT6XOb0
優花里「あのぅ…よろしければその…西住流の訓練について興味がありまして、教えてはいただけないでしょうか…ヤッパリダメデスカネ」
みほ「え?いいよ?」
優花里「本当ですか!?」
34: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:47:45.30 ID:rpYT6XOb0
みほ「後は布陣や戦術を全パターン暗記させられたり」
沙織「うわー大変そう。どのくらいあったの?それ」
みほ「三万パターンくらいかな」
35: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:50:40.04 ID:rpYT6XOb0
優花里「取り乱してしまいました」
みほ「いえ…なんか、ありがとう」
華「それで…勉強だけではなく、戦車の訓練もその後なさったんですよね?」
36: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:52:02.30 ID:rpYT6XOb0
沙織「それで、その後どうしたの?」
みほ「うん、すっかり腐乱死体になっちゃった猪を埋めてあげて、そのあと一週間くらい何事もなく山籠もりして降りたよ」
華「何事もなく山籠もりってすごい言葉ですね」
37: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:53:04.30 ID:rpYT6XOb0
麻子「そんな珍妙な才能もっていたのに、猪は捌けなかったのか…」
みほ「対象が死んでしまったから勘が働かなかったのかも」
沙織「そんなの女の子が持っていいスキルじゃないよ。戦闘マシーンの狂戦士がようやく身に着けられるパッシブだよ」
38: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 02:59:02.09 ID:rpYT6XOb0
沙織「あー、それよりさ、料理の続きしようよみぽりん」
みほ「そうですね。ビンの蓋も開いたことですし」
沙織「よーし、じゃあ華はお皿用意してー。麻子は野菜洗って。ゆかりんは悪いけどお醤油の量がギリギリだから急いで買いにいってもらえるかな」
39: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 03:03:01.77 ID:rpYT6XOb0
読んでいただきありがとうございます。こういう日常が舞台裏であったらいいなと思い書きました
続き、書き溜まったらまた立てたいですね
アンツィオメインとかも書きたい
40:名無しNIPPER
2017/10/09(月) 03:05:42.90 ID:zuseTUnH0
乙、面白かった
次も楽しみにしてる
41: ◆.dsCc9AhxA[sage saga]
2017/10/09(月) 03:09:02.16 ID:rpYT6XOb0
誤字ってた
>>10沙織「スケールが違います…」→優花里「スケールが違います…」
42:名無しNIPPER[sage]
2017/10/09(月) 14:51:28.68 ID:Ze77dShbo
乙ー
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