183:名無しNIPPER[saga]
2017/10/15(日) 22:24:27.54 ID:B1sR52fI0
「「はーい!」」
♦ ♦ ♦
〜会議室〜
叢雲「さ、集まったわね」
青葉「はい、それでいったい今この鎮守府では何が起こってるんでしょうか?」
叢雲「まぁまぁ、えっと、これはすべて加賀さんから聞いたことよ。私も加賀さんから聞くまでは全く知らなかったことなの」
叢雲「それを前提に聞いてね」
叢雲「私たちをここに行くように言ったのも加賀さんよ。つまり、ここに来たのは司令官の命令じゃないの…まぁ、要は私と朝潮と大潮は命令違反してここに来たってわけよ」
古鷹「め、命令違反!?」
叢雲「そうよ。…朝潮を説得するのは大変だったけどなんとか連れ出してきたわ」
霞「あ、あの朝潮ねぇが命令違反なんて…」
叢雲「それで…まず確認なんだけど、ここの鎮守府の無線とかは今使えるかしら?」
川内「いや、無線はうんともすんとも言わなかったよ」
叢雲「…という事は加賀さんの言ってたことは正しかったのね」
龍驤「加賀の言ってたことが正しい? いったいどういう事や」
叢雲「初めから説明するけど、オブラートに包んでもしょうがないしはっきり言うわ」
叢雲「ここにいるあなたたち、そして鎮守府は司令官に捨てられたのよ」
清霜「えっ…、わ、私たちが…捨てられた?」
古鷹「そう…」(やっぱり、捨てられていたんだね)
叢雲「そうよ」
霞「ほんっと、クソ提督だったのね。それにしても…あたしたちが捨てられたのはまだわかるわ。練度もかなり低くて正直自分でも使い物になるなんて自惚れちゃいないもの」
霞「でも、鎮守府を捨てる理由は? やっぱり古鷹が言っていたように立地の関係?」
叢雲「あら、知ってるの? まぁ、一応説明しとくわね」
叢雲「えぇっと、さっき霞も言ってくれたように、この鎮守府の場所と敵の巣の場所に関係があるの」
叢雲「そもそもこの鎮守府がなんでこんな未開の地、それに航運経路から外れた真水もまともに取れない場所にあるかだけど…」
叢雲「この場所は敵の巣の近くにあるのよ」
叢雲「そして、この場所は小さい島がたくさんあるから敵側にも気づかれにくい」
龍驤「だから鎮守府の規模もそこまで大きくしなかったわけやろ? あまり大きくしちゃうと敵側に感づかれてしまうもんなぁ」
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