227: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2017/11/04(土) 18:56:25.61 ID:A8DUifUBo
開拓者「再び市街地だ」
開拓者「食欲をそそるにおいが、あちらこちらの店先から流れてくる」
開拓者「ここに住んでいたらすぐに太りそうだな」
店員A「店長のこだわりスパイシーチキン餅、お安くなっております!」
店員B「今日のお勧めは海鮮カルパッチョです! 完全養殖の肉厚、安全なお魚です!」
店員C「スープの滝を麺が昇っていく滝登りラーメンいかがっすか!」
開拓者「美味い! 餅を噛むたびに唐辛子の辛さと鶏の旨味が舌を刺激する!」モグモグ
開拓者「包み紙をゴミ箱に……ほい!」ポイッ
開拓者「食べたいものをすべて食べていたらすぐに満腹になる」
開拓者「今日は町一番の名物をいただこうか!」
店員D「おっ、外から来た人か! 名物ならあちら!」
開拓者「一番うまいのか?」
店員D「一番美味しいかは人によるが、あれは州都の原点だな!」
著名料理人「タケノコ豚丼、お待ち!」
トンッ
開拓者「ほう、伝統の味か……」
開拓者「さて、どれほど美味くなったかな?」パクッ
開拓者「な、なんと……!」
開拓者「柔らかな豚肉を黒コショウの辛さと玉ねぎの甘さが引き立てる……!」
開拓者「ソースのベースは流水ヌードル用のタレか! 魚介と豆を煮込んだコクのある味わいだ!」
開拓者「少々濃いめで辛口の味付けで、炊き立ての米を掻き込む箸が止まらなくなる!」
開拓者「そしてコリっとしたちょうどいい食感のタケノコが、米と豚の食感に飽きるのを防ぐ……!」
開拓者「懐かしの味ではない。20年前とは別物だな……」
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