【ガルパン】ブラックボックス展 in アンツィオ
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/10/07(土) 12:26:41.74 ID:HQ/QoWN3O
アンチョビ「そか……、……ひゃぁっ!?、こらぁ! いきなり触るな! びっくりするだろ!」

ペパロニ「えへへへぇ」

アンチョビ「もー。だけどすごいな、本当に真っ暗だ……」

ペパロニ「でしょー。そしてですね、この状態で、さぁ、耳栓をするっす。ただし──灯りが付くまで絶対に耳せんを外しちゃだめっすよ」

アンチョビ「む……。なんか、ちょっと怖くなってきた」

ペパロニ「はやくはやく〜」

アンチョビ「わ、わかった……」


 ──きゅむきゅむ




アンチョビ「──────。」




アンチョビ(うわっ、暗闇で──頭の中の音だけがごぉぉぉってなんだか──深い海の底に突き落とされたみたいな。)

アンチョビ(すごいな……ペパロニは、こーいう遊びの時にだけは頭が働くんだなぁ……もっと普段からこれくらい──)

アンチョビ(……。)

アンチョビ(……。)

アンチョビ(……うぅ、なんか、平衡感覚がなくなってきあ……)

アンチョビ(……ッ、ぺ、ペパロニ! いるか! そこにいるのか? どこだペパロニ!)


 ……ぎゅっ
 

アンチョビ(あっ、……これペパロニの腕か……よかった。)

アンチョビ(ちょっとだけほっとした)

アンチョビ(……。)

アンチョビ(……。)

アンチョビ(なぁ、おい、もういいぞ。そろそろ灯りをつけてくれ)


 ──────。 

アンチョビ(……っ)

アンチョビ(おい、おいってば、おーい! 聞こえないのか!)

アンチョビ(カルパッチョ電気をつけてくれ! おーい! カルパッチョぉ!!)


 ──んぱっ(明りがついた)


アンチョビ「! ふはぁ……!」


 きゅぽんっ


アンチョビ「はー……はー」


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