鈴仙「姫様って、一言で表すと『筋肉』ですよね!」
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12: ◆Uq/hUTiii9pg[sage saga]
2017/10/07(土) 12:36:01.85 ID:cttgYBzw0
「……鈴仙」
「なあに?てゐ」
「もう、漢字遊びは禁止。あんたが誰かに何か言う度に、弾幕飛んできそうな気がしてしょうがないから」
「えー?何でよ、つまんない」
そう文句を垂れる鈴仙に向かい、私は「その代わり、明日からは私が色々、不器用な鈴仙にもできそうな遊びを教えるからさ」と微笑む。
別に、言葉遊びに限らずとも、面白い遊びなど山ほどある。
それに、この場所でこうして出会ったのも何かの縁だ。それならば、幸せを運ぶ地上の兎として、目いっぱいこの苦労人を楽しませてあげようじゃないか。
そんなことを思いながら、私は鈴仙へと声をかける。
「さあ、そろそろ二人の機嫌も直ってる頃でしょ。帰るよ。帰ったら、まずは姫様と永琳に謝ること」
「むう。何だか納得いかないんだけど」
「それから鈴仙、明日はたしか休みでしょ?朝から外へ遊びに行くから、早起きしてよ?」
「……うん!」
私の言葉に、鈴仙はパアっと目を輝かせて頷く。その顔が子供みたいに可愛くて、何だか照れくさくなってしまう。
さて、明日のことを色々と考えておかねばなるまい。たかが遊びと侮るなかれ、本気で楽しもうと思えば、前日の準備だって大切なのだ。
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