国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 18:22:37.78 ID:h4w+AuR50
黒騎士「マスター、ワインを」
親爺「あんたも飲むのかよ」
以下略
AAS
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 18:23:34.60 ID:h4w+AuR50
青年「…そう、だな。魔王は…」
青年「俺たちが魔王って呼ぶ人は、たった一人きりだもんな」
以下略
AAS
601
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 18:24:39.18 ID:h4w+AuR50
青年「宝典。宝典ね」
青年「今朝も嫁が息子に読み聞かせてたっけな」
以下略
AAS
602
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 18:25:33.67 ID:h4w+AuR50
黒騎士「お前、何か話したいことがあるな?」
青年「な、なんだよ急に。今は宝典の話だろ?」
以下略
AAS
603
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 18:26:43.46 ID:h4w+AuR50
青年「男には妹がいた」
青年「二人だけで生きてきた兄妹は、それは仲が良かったんだそうだ」
以下略
AAS
604
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 18:27:41.28 ID:h4w+AuR50
黒騎士「…」
青年「妹は、帰ってきた男をもはや兄と認識することは出来なかった。ただひたに夢の世界を生き、幻想の中の兄を待ち続け」
以下略
AAS
605
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 20:49:04.61 ID:h4w+AuR50
黒騎士「賢者は、管理者の正体が"少年"であると知っていたというのか?」
青年「どうやら、そうみたいだ」
以下略
AAS
606
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 20:50:04.05 ID:h4w+AuR50
王子「おい店主。シャンパンを」
親爺「ねぇよ、んなもん」
以下略
AAS
607
:
◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 20:51:08.14 ID:h4w+AuR50
王子「賢者が生け贄になったのは、女神の完成の時だった。…教皇や魔法使いの都合のよい魔王勇者大戦を描くための女神だ」
黒騎士「そうだ、例の女神の…」
以下略
AAS
608
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 20:52:40.12 ID:h4w+AuR50
青年「賢者、教皇、魔法使い」
青年「最初は同志として研究に取り組んでいた3人だが、道の半ばからそれぞれが別の方向を向いていて」
以下略
AAS
609
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◆EonfQcY3VgIs
[saga]
2018/11/25(日) 20:53:31.76 ID:h4w+AuR50
青年「賢者が妹にしてやれることはそう多くなかった。………だから賢者は、贖罪の相手に"少年"を選んだ」
青年「"少年"を喜ばせるような物語を書き、あの最後の魔王勇者大戦のなかで現実にしていった」
以下略
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