国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
1- 20
604: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2018/11/25(日) 18:27:41.28 ID:h4w+AuR50

黒騎士「…」

青年「妹は、帰ってきた男をもはや兄と認識することは出来なかった。ただひたに夢の世界を生き、幻想の中の兄を待ち続け」

青年「男を拒絶した」

青年「妹は、"自分が生きているのか死んでいるのかも分からない"状態だったそうだ」

青年「男は絶望した。だがその絶望と相反して、世間は男の活躍を称賛し、そうしてやがて男は」

青年「賢者、と呼ばれるようになっていた」

黒騎士「…賢者!?」

黒騎士「それでは、今の話は…」

青年「そう。女勇者との魔王討伐の間に、賢者の身に起こった出来事さ」

青年「それから、賢者は人が変わったようになってしまった。妹を誰にも会わせようとせず、かといって自らも妹のことを受け止めることが出来ずに」

青年「賢者は、研究に没頭していくようになる。そしてその狂気とも言える熱量の研究の中で、賢者は古代王朝に気づいた」

青年「そしてその延長線上に、世界の管理者たる"少年"が存在していることさえ推察するに至った」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
655Res/482.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice